第581回:正月では遅すぎる?成果を出す社長の目標設定術

この回では、
多くの人が新年になってから考え始める
「目標設定」について、
経営者が勝つための
「時間戦略」と
「脳のメカニズム」
の観点から鋭く切り込んでいます。

「1月1日に目標を立てる」のが遅すぎる理由

世の中の多くの人が
正月に目標を立てる中、
成果を出す経営者は
すでにその前から動き出しています。

助走期間の欠如

1月1日に目標を立て始めると、
実際にエンジンがかかるのは
1月末や2月になってしまいます。

これでは1年の約15%をロスしていることになります。

先行逃げ切りの原則

ビジネスにおいて
「スピード」
は最大の武器です。

周りが休んでいる時や、
考え始めている時に
すでに「実行」段階にいることが、
圧倒的な差を生みます。

目標設定のベストタイミングは「11月・12月」

来年の目標は、
前年の11月から12月にかけて
完了させておくべきだと説いています。

1月1日を「スタート」ではなく「加速」の日にする

年明けの瞬間には
すでに新しい目標に向けた
仕組みが動き出しており、
初速からフルスピードで走れる状態を
作っておくのが理想です。

「プレ実施」の期間を設ける

12月のうちに
新しい目標に基づいた行動を
少しずつ試しておくことで、
計画の修正(微調整)を
年内に済ませることができます。

潜在意識に「目標」を浸透させるプロセス

目標は「立てて終わり」ではなく、
脳がそれを「当たり前の現実」として
認識するまで落とし込む必要があります。

脳のアイドリング

早くから目標を意識し始めることで、
無意識のうちに
脳がその目標を達成するための情報
(ヒントや人脈)
をキャッチし始めます。

正月になってから
慌ててひねり出した目標よりも、
数ヶ月かけて
醸成された目標の方が、
実行に対する心理的ハードルが低くなります。

「数値」ではなく「状態」を定義する

単に「売上1億円」
という数字を掲げるだけでなく、
その時の
「会社の状態」や
「自分の感情」を
具体的にイメージすることを推奨しています。

どのような顧客に囲まれ、
社員がどのような表情で働き、
自分はどのような時間の使い方をしているか。

その「臨場感」こそが、
困難に直面した時の
粘り強さに繋がります。

目標を「忘れる」ための仕組み化

優れた経営者は、
一度決めた目標を
ずっと意識し続けるのではなく、
「それを達成せざるを得ない仕組み」
をスケジュールに落とし込みます。

やるべきことが
タスク化されていれば、
あとは淡々とこなすだけで
目標に近づけます。

「気合」や「根性」に頼らないことが、
継続のコツです。

まとめ

この回のメッセージは、
「経営者のカレンダーは、
世間より
2ヶ月早く回っていなければならない」
ということです。

目標設定という
「重要だが緊急ではない仕事」を
前倒しで終わらせる習慣こそが、
余裕のある経営と
確実な成果をもたらすと結んでいます。